平素よりいろいろとお世話になっているAs/Hi Soundworksの柊秀雪さんからお誘いいただきまして、合作の鳥船遺跡アレンジをやらせていただきました。
 柊さんのMixtureRockに対抗するような形でHIPHOP・R&B・House方面で攻めております。

AHCJ-0001 TRAVEL MAP

 製作のスタイルとしては、柊さんがアレンジをする->梶迫がお手上げ侍しながらBeatMakeをする->それを元に各々好き勝手やる、という、実にややこしい事になっております。いやぁ、Remixたのしい。こういう依頼ならホント歓迎。

 トラックによっては「あれ、これ私要らなくね」ってこともあって柊さんのドラムまま、という曲もありますが、大体の曲に提供している形になります。私のアレンジ担当分は、提供したBeatをほぼ無視して作り直したりしてます。何しろ、柊さんと言えばProgressiveな方ですので、当初は「ベースもお願いします」と言われていたのですが、ロックアレンジする以上、HIPHOPなベースは合わないし展開多すぎ死ぬ、という事で、ベースは勘弁していただいていたりします。これも、私のアレンジではだいぶアレしてベース足したりしています。
 また、Atoriさんが書いてきた歌詞を踏まえてLyricを梶迫が書き、Psy-Gyoh氏にSkypeで音声指導しながらMicControlしていただいております。こちらも当初はどうなるかと思いましたが徹底的にやらせていただきましたので、是非お聞きいただければと思います。Lyricに関してはブックレットへの掲載はありませんので、ご了承ください。

そんなわけで、たまにはライナー的な物を。


Tr05. Karasuma Boulevard【鳥船遺跡 / 宇宙に浮かぶ幻想郷】

 本来、最後に来るべきTrackですが、現実との接合点としてここに配置されています。元となった柊さんのTr10がかなりの重低音曲だったので、なるべく差別化しようと、ベースラインのオク上げや、元には存在しない輪唱などを追加しています。

Lyric
 聞こえてる? このHeartBeet そう、ちょっと恐いけれど二人なら
 一発Game overのseriousなflagでも そう、Blue DoorもClash蹴破れる

 Yes Dream Walker その目を見て どんな境も意のままに
 Yes Star Seeker その手を取って どんな道も意のままに
 Schrodinger’s Catの生死さえ 倒した杖の行く手にさえ
 Find the phenomenon,Dream Walker
 Find the correct route,Star Seeker

 Yes Dream Walker その目を見て どんな夢も意のままに
 Yes Star Seeker その手を取って どんな現も意のままに
 Schrodinger’s Catの生死さえ 倒した杖の行く手にさえ
 Find the phenomenon,Dream Walker
 Find the correct route,Star Seeker

 Dream Walker 君の目を信じる どんな夢も 君が決める
 Star Seeker 君の目を信じる どんな現も君が決める
 Schrodinger’s Catは死にはしない 倒した杖は出口に向かう
 Find the phenomenon,Dream Walker
 Find the correct route,Star Seeker


Tr06. East Boulevard【鳥船遺跡 / 衛星トリフネ】

 本来の起点となるTrackです。とにかく元の曲がRockしていたので、あぁ、これはちょっと重低音抑えないと駄目だ、と思いまして、なるべくJazzyに仕上げています。この曲のみ、柊さんに提供した物と同じパーカスを使用しています。そうだ、京都に行こう。

Lyric
 道から未知 坂から境 二人今宵抜け出す 旅の始まり
 道から未知 路地からLOGIC 二人今宵辿る 旅の始まり

 (気もそぞろ)抜け出す教室 急ぐ足 止めるMY BOSS 躱し急ぐ
 駆け出すCampus 焦る足 振り向く MY BADDY sorry! sorry! sorry!

 道から未知 坂から境 二人今宵抜け出す 旅の始まり
 道から未知 路地からLOGIC 二人今宵暴く 封じられた秘密!


Tr07. Furumonzen-dori Street【鳥船遺跡 / トロヤ群の密林】

 Tr06の流れを踏みつつ、スパニッシュギターをメインに据えたTrackになります。10本分くらいスパニッシュギターですね。え、この曲そんなストーリーだったの?!とAtoriさんの発想に驚嘆しながらLyric書いた記憶があります。

Lyric
 入り込む路地 迷い込む道 二人当たり前踏み込む小道
 旅楽しむにはこれ常識 RANDOMSEEDが必要不可欠

 入り込むLogic 迷い込む未知 二人当たり前踏み込む小道
 夜楽しむにはこれ常識 RANDOMEVENTが必要不可欠

 Hi yo buddy ご機嫌はどう? まずは軽いJAB軽い幻想
 これが夢なら幸先もgood 二人歩く町当たる幻想

 入り込む夢 迷い込む森 二人当たり前踏み込むDream
 夜楽しむにはこれ常識 Star Seekerが必要不可欠

 ところでこれは夢?それともリアル? まあどちらでもOK, Ready GO
 これが夢なら幸先もgood 二人歩く夢ひたる幻想

 入り込む夢 迷い込む森 二人当たり前踏み込むDream
 夜楽しむにはこれ常識 Dream Walkerが必要不可欠


Tr08. Temple town arcade【鳥船遺跡 / 天鳥船神社】

 ここまでかなりおとなしく作っていましたので、少し梶迫小道具店の本領発揮しようかな、と思いまして、この曲は少しギャングスタ寄せにしています。ブラス隊とずしっとくるドラムが特徴ですね。先に仕上げたTr09とピアノの音色を合わせて整合性を取っています。……柊さん側も相当遊んだTrackになっていますねw

Lyric
 路地を縫うよにすり抜ける二人 Main Dishにはまだまだ遠い
 今夜のStageはとびきりCool だから準備と覚悟は決して怠らず
 禹歩の歩法は知っているか 目的に向かうのにStraightは禁物
 敢えて回り道 これ正しい道 大物狙うにはStraightは禁物

 路地を縫うよにすり抜ける二人 Main Dishにはまだまだ遠い
 知ってるよ、今夜のStageはdope だから準備と覚悟は決して怠らず

 方忌みの呪法は知っているか 目的向かうのにStraightは禁物
 敢えて回り道 これ正しい道 大物狙うにゃStraightは禁物

 目的向かうのにStraightは禁物 敢えて回り道これがほら、正解!


Tr09. Route 9【鳥船遺跡 / 天鳥船神社の結界】

 本アルバムのMainTrackになります。コード構成的には実は一番やりやすかったり。実は、柊さんとあまり楽器構成は変わりませんので、私のほうでは差別化のために元の曲からBPMも上げて四つ打ちに仕上げています。ナイロン弦アコギとオルガンのベースラインに支えられてリズムのメインに座るのはCarl Bechsteinになります。このピアノはほんといい音を出してくれます。Lyricは……はい。Atoriさんがあんな歌詞書くからいけないんですよ、と弁明しておきます。

Lyric
 street On Da rain 二人空見あげ まるでFox step 落ちるRain Drop
 Don’t worry, Buddy. It’s all good. きっとこれは幸先の証

 お狐様のWeddingもただの雨 楽しめるのはOnly special Eyes
 We got S on my chest さあ、楽しもう 傘なんて要らない far out happening

 street On Da rain 二人空見あげ まるでFox step 落ちるRain Drop
 ちょっとやみそにない so Hard rain こんな時にゃPit in, so hurry hurry hurry

 お狐様のWeddingはFULL ON FloorじゃHard house So Hard Rain
 二人駆け込む喫茶 Tea & Coffee Chill outするまで揺らす two Cup

 street On Da rain 二人空見あげ まるでFox step 落ちるRain Drop
 Don’t worry, Buddy. It’s all good. きっとこれは神様のStop Sign

 お狐様のDanceはFULL ON FloorじゃHard house So Hard Rain
 二人眺める窓 Tea & Coffee Chill outするまで揺らす two Cup

 street On Da rain 二人空見あげ まるでFox step 落ちるRain Drop
 Don’t worry, Buddy. It’s all good. そろそろPartyもきっと店じまい


ちょっと宣伝

本作「TRAVEL MAP」のジャケット背景を、ハンカチにしてみました。
普段使いに、旅のお供に、そっとポケットにお連れください。